みぞうのふきょう。


by tomo_macintosh
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かず

かずを数えるという行為は言語領域とはどうも微妙に異なるようで。

細胞にウイルスを感染させてルシフェラーゼ遺伝子を導入し、いろいろな条件で発現させてどれくらい発現するか?という実験を細胞培養系でよくやる。

ルシフェラーゼをレポーター(出力)にして、レポーターをどれだけ作れるか、ということを発光量を測る事でレポーターを作り出す能力を見るわけだ。って一体誰に説明しているんだろう?(笑)こんなんじゃlay abstractをうまく書けないなあ。研究費の申請の際に専門用語をできるだけ使わない、平易な文章で要旨を書かなくてはイケナイのだ。

ともあれ、レポーターによってプロモーター活性を見ているのだが、実験毎のバラツキを補正するために、もしくはtriplicate間の補正のため、細胞のエキストラクトのタンパク量を定量している。このタンパク量の方法についても一頃悩んだ時期があり、エントリにしようかと思ったまま放置されている(笑)。なんせlysis buffer(細胞を溶解する液)にdetergentが入っているもんで。しかも濃度が不明(boo)。

ともかく、テクニシャンのR君の嫌がる顔を見ないようにして(笑)24穴ディッシュ数個分のタンパク定量を頼むわけだけど・・・。測定の際、パソコンにつないでエクセルに落として、なんてモダンな(?)セッティングはしてないので、一つ一つ読んでいる。せめてこの時くらいは、ということでR君が読み上げる数字を書き留めていく。

これがなかなか難しいんですわ(笑)。言葉ならふんふん、と聞いていれば、知らない単語は反対側の耳から抜けていき、適当に解釈を頭の中でできるのだけど、数字一つ一つを書き留めていくのはなかなか骨が折れる。で、思い当たる節があるのは、電話番号を聞いて覚える必要がある時。これがまたムズカシイのだ(笑)。

いや自分だけかもしれないけれど。もしかしたら単にトシのせいかもしれないけれど。何というか、数字を聞いて、聞き続けていると、時に処理が間に合わなくなるのだ。多分、
英語の数字→日本語の数字→(書く)数字
と処理が一段増える(笑)からじゃないだろうか。いや実を言うと7年もいてまだ英語ダメなんかよ・・・と思っていたのデスが、

渡辺千賀さんというシリコンバレー在住の方がお書きになっているOn Off and Beyondというブログのいいまつがい(日本のサラリーマン編)というエントリにこんな記述が。

・・・ちなみに、数字は日本語と英語でそれぞれ音として記憶され、それがしかも脳の別の場所に格納されるらしく、日本語で覚えた数字は英語で言えない、逆も同様、という問題があります。完全にバイリンガルで育った人でも同じ問題があるとのこと。ゆえに、この人の間違いはわからんでもない。・・・


きっと、そうなんですよ(笑)人間の脳って、面白い。<そんなオチかよ
ちなみにこの千賀さんのブログ、興味深いエントリ満載。時々楽しく読ませてもらっている。将来、こんな人に一歩でも近づければいいな、というのが目下の目標の一つ。
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by tomo_macintosh | 2006-03-03 01:50 | ことば