意外なところに (2)
2007年 02月 28日
前回更新して以来、しんどい日々を過ごしておりました。いや何が悪いって自分が一番いけないんですがね。アメリカに滞在を決め、グリーンカードを取ろうと思われている方々、努々油断なさるな(笑)。(ゆめゆめ、って努々って書くんですね。ATOKに教わっちゃいました)
この教訓を忘れないように、そして、もしかしたら何かの役に立つかもしれない、ということでグリーンカードに関して覚え書きを残そうと思っています。と、宣言でもしておかないとまた沈黙してしまいかねません(笑)。義務にはしたくありませんが。
さて、前回「つづく」と書いてしまった(笑)ので、そのまま放置しておくのは何だか気まずい。ということで続きを書いてみます。
結局、後々分かったことなのですが、英語を第二言語とする子供の存在がネイティブである(自分の)子供に影響しないのか、といった話は他のクラスでも出ていたのだそうです。そういう話を我々がいる場で口にするのもどうよ、とその時は思って正直少々腹も立ち、それが結果として委員会への参加、という形になったわけなんですが、考えてみれば裏であれこれ言わずに正面切って学校側に確認していたわけで、その不安も理解できる種類のものです。
その後、より学校寄りの立場で子供たちの英語学習を見ることになったわけですが、例えネイティブといえども小学校の低学年で完璧に英語を読んで書けるわけではなく、ネイティブでない子供たちと十分一緒に学んでいける、というのが印象です。ただ、どれくらい英語を第二言語とする子供たちのことを考慮してくれるかというのは学校によっても大きく違うらしいので、アメリカの小学校で一般的な話ではありません。
UCLAにやってくるアジア系の留学生の子供がとっても多いのがこの小学校の特徴で、最近こそ顕著ではなくなりましたが、数年前は小学校のマイノリティの筆頭が日本人、という現象が見られました。学校区もしくは地区によって、構成人種は大きく変わるようで、人種のるつぼといってしまえばそれまでですが、政府や州がきめ細かい対応をするのは難しそうです。そもそも、子供はとっても大事にするくせに、教育関係に割く予算はかなり少ないようです。
話は前後してしまうのですが、そんな経緯があり、その後その子が少々ユニークな子だったこともあってますますその両親とは距離が出来てしまいました。学校ではほとんど顔を合わせることもないし、誰かの誕生会で出くわしてもあえて話すこともなく・・・
それが今回その子の誕生会で話さざるを得ない状況になってしまったという訳です。そもそもこの誕生会、子供が是非行きたい、というので渋々行くことを決めたのですが、告知も遅かったし早い時間だし、何だったか忘れましたが割と忙しい時期だったのでできればパスしたかったのです。案の定、行ってみると子供はわずか6人!クラス中に招待状は出したはずなのに。
前回触れたように誕生会はパットゴルフの遊園地であり、お約束のケーキやバースデーソングの他は子供たちはパットゴルフで遊んでいました。一通りパーティも終わり、帰り始める家族もいる中、一日分で購入してあるし子供もやりたがっているから、ということでワンラウンドその家族と我が家で一緒に回ることに。
正直とまどったのですが、一緒に食事をして会話だけを交わす、というわけでもなかったので助かりました。で話して間もなく彼らが生まれてこの方この地域に住み、現在子供が通う小学校を出たばかりかUCLAまで出ているというのでとっても驚いたわけです。これまで何となく方々引越を繰り返すような人が多い印象を持っていたので生まれ育った場所に住み続けるというのが意外でした。
そして話してみると父親はIT関係のコンサルタントをしているのだとか。といっても具体的な仕事内容は今ひとつ不明でしたが。このお父さん、意外や意外、筋金入りのマックユーザー。iPhoneの発表があったMacWorld(だったっけ?)にも参加していたのだとか。クライアントに対する配慮からも、iPhoneは購入するつもり、と言っていました。
意外さに驚きながらも若干興奮気味に(笑)自分も結構古くからのマカー(笑)だといい、IIsiに100万近く払ったんだ、と言うとそんなにはしなかったはずだけどなあ、と言ってました。日本ではそんくらいしたんですよ、ねえ。会社に置いてきちゃったけどもうさすがに捨てられたんだろうなあ。
近くで見た印象はどうだったんだろうと思ってジョブズは元気そうでした?と尋ねたところ、ああ、大分元気そうだったよ、ということで思わぬところで古いマックユーザーを見つけちゃいました、という話でした。ましてやその相手が上のような経緯があった人、ということで、話してみなきゃ分からないんだな、という当たり前の結論です。
似たようなことは子供のサッカー関係でもありまして、土曜日に子供を黄色いM印(笑)に連れて行ったら、去年子供と同じサッカーチームにいたトビー君と妹を連れたお父さんと遭遇。チームのお父さん連中の中でも一番と言っていいくらいアメリカンだなあ、と思っていたこのお父さん、別に嫌いではなかったけど近寄りがたかったんです(笑)。なんせ明るい、よく喋る。
分からないモンですね、話してみると彼は18の時にバックパッカーとしてやって来てそのまま居着いてしまったノルウェー人であることが判明(笑)。近所で家具屋さんのマネージャをしているのだとか。こっちだって多少は似たような境遇ですから、渡米してアメリカで生活していくネタでプチ盛り上がりしました。
かように?話してみるまではなかなかわからないのが他人の身の上、他人の素性。とはいえ、アメリカ人の男性って良くも悪しくも他人に興味を持たない人が多い。結果、こっちの質問責め(笑)。あまりあれこれ聞かれてもボキャブラリが追いつかないけど、こっちが一方的に聞いてるだけじゃ会話が保たない。自然といろいろ聞かれるような会話力のある人間には、、、まだなれるんだろうか?
この教訓を忘れないように、そして、もしかしたら何かの役に立つかもしれない、ということでグリーンカードに関して覚え書きを残そうと思っています。と、宣言でもしておかないとまた沈黙してしまいかねません(笑)。義務にはしたくありませんが。
さて、前回「つづく」と書いてしまった(笑)ので、そのまま放置しておくのは何だか気まずい。ということで続きを書いてみます。
結局、後々分かったことなのですが、英語を第二言語とする子供の存在がネイティブである(自分の)子供に影響しないのか、といった話は他のクラスでも出ていたのだそうです。そういう話を我々がいる場で口にするのもどうよ、とその時は思って正直少々腹も立ち、それが結果として委員会への参加、という形になったわけなんですが、考えてみれば裏であれこれ言わずに正面切って学校側に確認していたわけで、その不安も理解できる種類のものです。
その後、より学校寄りの立場で子供たちの英語学習を見ることになったわけですが、例えネイティブといえども小学校の低学年で完璧に英語を読んで書けるわけではなく、ネイティブでない子供たちと十分一緒に学んでいける、というのが印象です。ただ、どれくらい英語を第二言語とする子供たちのことを考慮してくれるかというのは学校によっても大きく違うらしいので、アメリカの小学校で一般的な話ではありません。
UCLAにやってくるアジア系の留学生の子供がとっても多いのがこの小学校の特徴で、最近こそ顕著ではなくなりましたが、数年前は小学校のマイノリティの筆頭が日本人、という現象が見られました。学校区もしくは地区によって、構成人種は大きく変わるようで、人種のるつぼといってしまえばそれまでですが、政府や州がきめ細かい対応をするのは難しそうです。そもそも、子供はとっても大事にするくせに、教育関係に割く予算はかなり少ないようです。
話は前後してしまうのですが、そんな経緯があり、その後その子が少々ユニークな子だったこともあってますますその両親とは距離が出来てしまいました。学校ではほとんど顔を合わせることもないし、誰かの誕生会で出くわしてもあえて話すこともなく・・・
それが今回その子の誕生会で話さざるを得ない状況になってしまったという訳です。そもそもこの誕生会、子供が是非行きたい、というので渋々行くことを決めたのですが、告知も遅かったし早い時間だし、何だったか忘れましたが割と忙しい時期だったのでできればパスしたかったのです。案の定、行ってみると子供はわずか6人!クラス中に招待状は出したはずなのに。
前回触れたように誕生会はパットゴルフの遊園地であり、お約束のケーキやバースデーソングの他は子供たちはパットゴルフで遊んでいました。一通りパーティも終わり、帰り始める家族もいる中、一日分で購入してあるし子供もやりたがっているから、ということでワンラウンドその家族と我が家で一緒に回ることに。
正直とまどったのですが、一緒に食事をして会話だけを交わす、というわけでもなかったので助かりました。で話して間もなく彼らが生まれてこの方この地域に住み、現在子供が通う小学校を出たばかりかUCLAまで出ているというのでとっても驚いたわけです。これまで何となく方々引越を繰り返すような人が多い印象を持っていたので生まれ育った場所に住み続けるというのが意外でした。
そして話してみると父親はIT関係のコンサルタントをしているのだとか。といっても具体的な仕事内容は今ひとつ不明でしたが。このお父さん、意外や意外、筋金入りのマックユーザー。iPhoneの発表があったMacWorld(だったっけ?)にも参加していたのだとか。クライアントに対する配慮からも、iPhoneは購入するつもり、と言っていました。
意外さに驚きながらも若干興奮気味に(笑)自分も結構古くからのマカー(笑)だといい、IIsiに100万近く払ったんだ、と言うとそんなにはしなかったはずだけどなあ、と言ってました。日本ではそんくらいしたんですよ、ねえ。会社に置いてきちゃったけどもうさすがに捨てられたんだろうなあ。
近くで見た印象はどうだったんだろうと思ってジョブズは元気そうでした?と尋ねたところ、ああ、大分元気そうだったよ、ということで思わぬところで古いマックユーザーを見つけちゃいました、という話でした。ましてやその相手が上のような経緯があった人、ということで、話してみなきゃ分からないんだな、という当たり前の結論です。
似たようなことは子供のサッカー関係でもありまして、土曜日に子供を黄色いM印(笑)に連れて行ったら、去年子供と同じサッカーチームにいたトビー君と妹を連れたお父さんと遭遇。チームのお父さん連中の中でも一番と言っていいくらいアメリカンだなあ、と思っていたこのお父さん、別に嫌いではなかったけど近寄りがたかったんです(笑)。なんせ明るい、よく喋る。
分からないモンですね、話してみると彼は18の時にバックパッカーとしてやって来てそのまま居着いてしまったノルウェー人であることが判明(笑)。近所で家具屋さんのマネージャをしているのだとか。こっちだって多少は似たような境遇ですから、渡米してアメリカで生活していくネタでプチ盛り上がりしました。
かように?話してみるまではなかなかわからないのが他人の身の上、他人の素性。とはいえ、アメリカ人の男性って良くも悪しくも他人に興味を持たない人が多い。結果、こっちの質問責め(笑)。あまりあれこれ聞かれてもボキャブラリが追いつかないけど、こっちが一方的に聞いてるだけじゃ会話が保たない。自然といろいろ聞かれるような会話力のある人間には、、、まだなれるんだろうか?
by tomo_macintosh
| 2007-02-28 17:49
| くらし