結局努力を続けるしかナイ
2007年 08月 23日
しばらく休んでしまいました。おかげで5号館のつぶやきで紹介していただいたお陰で急上昇したアクセスも一気に下降線。まるでトランジェント・トランスフェクションの結果のような状態になっております。とはいえ、夏休み気分でサボっていたわけではなく、しばらくやっていなかったサブクローニングとサマースクールの学生の対応で頭と体が一杯でした。
特に先週は休暇+αで不在の大学院生に代わって学生の相手をずーっとしていました。昨年の今頃もラボに滞在していた、中国のある大学の医学部の学生です。とても熱心で、夕食後も寮から戻ってきて実験の続きをしています。親は公務員だということですが、特に裕福な家庭というわけでもなさそうです。恐らく相当優秀な学生なのでしょうが、飄々とした、「今風」という言葉がピッタリの男の子です。
彼に限らず、中国語を母国語とする人たちとの英会話は非常に苦労します。それ以外の人たちとは何とか想像の範囲内で単語をやり取りできるのですが、なぜだかお互いに発している単語を想像するのがとても困難なのです。なぜなんでしょう。ともあれ、時には漢字を書くことによってコミュニケーションの助けにしています。彼らは日本人が漢字を書くと結構驚きます。読みもかなり似ている場合が多いようです。
近い将来、他所で管理者的立場で働き始めることを想定して(いや希望)いるので、大学院生にアドバイスを求められた時も含め、彼のような学生に相対する場合、どうやって指導あるいは対応すればいいのか考えることが多いです。テクニックや知識のレベルに比してディベート能力が上回っている人、頭でっかちで人のいうことを聞かない人、聞いた振りをして聞いていない人。例を挙げればキリがありません(笑)
彼は知識先行、あるいはIT先行、といったところで、ちょっと前に教えたことをネットで検索し、似たような、あるいは若干異なる内容を指し示してこんなのがある、と。ネットを自分の知識の一部のようにしているところはさすが現代っ子といったところですが、その原理や仕組みにまで考えを及ばせていなさそうなところが残念です。
また、時として頑として人の主張を受け入れないところがあって対応に苦労しています。それが未知の領域でお互いにディスカッションしているのならいいのですが、そうでない部分で言い合いのようなことをしてもあまり意味がないと思うんですがねえ。元々がとても賢いだけに、そういった柔軟性が備わればもっといいのに、と思いますが、それは凡人の考えなのかもしれません(笑)
ともあれ、そうやって指導者としての能力を時おり自問自答・暗中模索しつつ(笑)、週末も含めて丸々1週間かけて彼が目的のコンストラクトを取れたのは幸いでした。当の本人は淡々としていましたが(なんで〜笑)。実際、彼は筋がいいです。というか、根気よく努力を続けるので、成功するまで失敗し続ける、というところでしょうか。指導する側もされる側も、結局努力を続けていくしかないワケですね。
特に先週は休暇+αで不在の大学院生に代わって学生の相手をずーっとしていました。昨年の今頃もラボに滞在していた、中国のある大学の医学部の学生です。とても熱心で、夕食後も寮から戻ってきて実験の続きをしています。親は公務員だということですが、特に裕福な家庭というわけでもなさそうです。恐らく相当優秀な学生なのでしょうが、飄々とした、「今風」という言葉がピッタリの男の子です。
彼に限らず、中国語を母国語とする人たちとの英会話は非常に苦労します。それ以外の人たちとは何とか想像の範囲内で単語をやり取りできるのですが、なぜだかお互いに発している単語を想像するのがとても困難なのです。なぜなんでしょう。ともあれ、時には漢字を書くことによってコミュニケーションの助けにしています。彼らは日本人が漢字を書くと結構驚きます。読みもかなり似ている場合が多いようです。
近い将来、他所で管理者的立場で働き始めることを想定して(いや希望)いるので、大学院生にアドバイスを求められた時も含め、彼のような学生に相対する場合、どうやって指導あるいは対応すればいいのか考えることが多いです。テクニックや知識のレベルに比してディベート能力が上回っている人、頭でっかちで人のいうことを聞かない人、聞いた振りをして聞いていない人。例を挙げればキリがありません(笑)
彼は知識先行、あるいはIT先行、といったところで、ちょっと前に教えたことをネットで検索し、似たような、あるいは若干異なる内容を指し示してこんなのがある、と。ネットを自分の知識の一部のようにしているところはさすが現代っ子といったところですが、その原理や仕組みにまで考えを及ばせていなさそうなところが残念です。
また、時として頑として人の主張を受け入れないところがあって対応に苦労しています。それが未知の領域でお互いにディスカッションしているのならいいのですが、そうでない部分で言い合いのようなことをしてもあまり意味がないと思うんですがねえ。元々がとても賢いだけに、そういった柔軟性が備わればもっといいのに、と思いますが、それは凡人の考えなのかもしれません(笑)
ともあれ、そうやって指導者としての能力を時おり自問自答・暗中模索しつつ(笑)、週末も含めて丸々1週間かけて彼が目的のコンストラクトを取れたのは幸いでした。当の本人は淡々としていましたが(なんで〜笑)。実際、彼は筋がいいです。というか、根気よく努力を続けるので、成功するまで失敗し続ける、というところでしょうか。指導する側もされる側も、結局努力を続けていくしかないワケですね。
by tomo_macintosh
| 2007-08-23 17:05
| しごと