みぞうのふきょう。


by tomo_macintosh
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今月はホントウにいろいろありました。公私にわたって。その締めが来週から始まる遺伝子治療学会なわけですが、今現在はそれに向かってラストスパート…ちょっと息切れ気味(笑)。以前ほど根をつめる、ということができなくなりましたねぇ。

この5月、ラボから3人の大学院生がディフェンスをしました。5年ほどの全研究成果をまとめて発表し、PhD候補、だった彼らが晴れてPhD、と呼ばれるようになります。上の写真は3人のうち最後の学生のディフェンス修了の打ち上げパーティ。3人それぞれ同様のパーティがありました。

3人それぞれなディフェンスではありましたが、それぞれ奥さんあるいは旦那さん、親や兄弟が出席したり。日本でのケースは実はよく知らないのですが、恐らくは大分様子が違うのではないかと思います。ラボのメンバーが出席するのはもちろん、彼らがそれぞれ依頼して引き受けてくれたコミティーの教授達が参加します(どのディフェンスでも1人か2人が遅れてくるのはなぜ?)。

3人のうち2人が女性だったのですが、終了間際は感極まるのか、両方とも言葉に詰まってました。きっと長かった日々がいろいろと思い出されるのでしょう。考えてみればこのような「晴れ舞台」的な場所に親兄弟がいた記憶がありません。親がいったい息子は何をやっているんだろう?と思っていた(る)のかと思うと、少々不憫な気がしました。

実は彼らがラボからの初めてのPhDコースの卒業生。実績や論文はそれぞれいろいろですが、正直とっくに終えていてもおかしくない学生もいれば、もう終わらせちゃって良いのか?と感じる学生もいます。修了させるかどうかはボスの胸先三寸、に学生の押しの強さなのかな?というのが感想です(笑)。

プリ・ポストドクトラルのフェローシップに応募する際、もちろんボスがメンターになるわけで、その申請書の講評にはメンターの適性についても言及されます。ここだけの話、これまでPhDコースの修了者がいないという点をいつも指摘されています。ラボ立ち上げの初期ならやむを得ない、で済むでしょうが、5年も6年も経っているとさすがに問題視されるのでしょうね。

3人、と書きましたが実はこれには嬉しいオマケがあって、今月は都合4人のディフェンスに出席。もう1人は実はうちのラボから追い出された学生。追い出されたのは後にも先にも彼だけです。前述の3人とスタートはそれほど違わないのでほぼ順当に卒業できたことに。過去に出会った大学院生の中では一番シンパシーを感じられた彼が無事卒業できたのにはジーンと来ました。

そもそも彼らが卒業する頃にはとっくにいなくなっていたはずの自分、彼らに負けず頑張らないといけません。
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by tomo_macintosh | 2008-05-24 01:08

復帰

しれっと再開です。この2ヶ月あまり、いろいろなことがありました。今後、おいおい書いていくかもしれませんし、書かないままかもしれません。少々ややこしいビザの問題はありましたが、とりあえずこうしてまた前と同じ生活に戻っています。

★ローテーション終了

二月にスタートしたW君のローテーションが終わりました。ローテーション、とはPhDコースの大学院生が一年目に通常三つ、場合によっては四つのラボを10週間ずつ体験し、その中からその後数年間所属するラボを選ぶという、学生側にとってもラボ側にとっても大切な試用期間。のハズ。それなのに誰にも(もちろんボスにも)連絡もなく開始数日後に現れて言うことにゃ「スキー行ってた。」

これではお世辞にも良いスタートとは言えず、ボスのみならずメンバーにもよくない印象を与える結果に。さらに、知識は平均以上ながら、ちょっと態度が"cocky"。ますます周りからは距離が開くことに・・・。でもちょっと難しいかな?と思ったサブクローニングを難なくこなしたので、ちょっと見直しました。

肝心のプロジェクトは予定していた半分くらいの達成率でしょうか。ただ、一番大事なところがうっかりミスですっかり焦点がぼけてしまい、何だかなあ、という結果になってしまったのは何とも残念。もう一本のプロジェクトもなぜだか(恐らくは馴染みのない実験だった?)のらりくらりとなかなか手を着けようとせず、結果的に時間切れで何か言えるかなり手前の状態で終えてしまうことに。

先日のラボミーティングでローテーション締めのプレゼンテーションをしてくれましたが、内容がほとんど無いこと以外はそつなくこなし、先輩学生の突っ込みも難なく返して大爆笑を取るなど、プレゼンそのものは好印象でした。ただ、いかんせん中身がない(笑)誰が見てもどのくらい努力したのかが丸わかりでした。

ラボで最初のPhDが巣立っていこうとしている最近、ラボ内の人員の回転も大きな課題のようです。とはいえ、それをどうにかするのはボスの仕事。それに対してやいのやいの言う大学院生の聞き役となっています(笑)。新しい大学院生も取らなくてはいけませんが、昨年中から既に有力候補にオファーが出ているようで、彼の入り込む隙間はなさそうです。

そもそも当初からあまり自分のことを語らず、自分を出さず、将来的にもどうしたいのかあまり語りたがりませんでしたが、最終的には候補に考えても良い、くらいの感じにはなった様子。最後の一週間は何とか追い込みを・・・と頑張っていましたが一週間でどうにかなるものでもナシ。こちらが尋ねるとポツリポツリと語り出した彼でしたが、時既に遅し。珍しく筋金入りのMac使いで最初は喜んでいたのですが…。もしかしてMac使いに共通の性格?!
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by tomo_macintosh | 2008-03-15 10:29
今週の火曜日、ある人がラボと施設の見学にやって来ました。彼はある日本の大学の博士課程の学生さんなのですが、こちらでの学会に参加するついでに10日のエントリで触れたSCSNのセミナーにも出席してくれたのです。ヘッドオーガナイザーからその話を聞いたときには驚きました。(ちなみに研究留学ネットのclassifiedのコーナーで知ったとのこと。恐るべし研究留学ネット!)

てっきりそれだけかと思っていたら、こちらに来る前に既に北カリフォルニアでa-potさんやTさんにも既に会っていて、有名バイオテク企業の見学までしてきたとのこと。いやはや、恐れ入りました。*そんな優秀な学生さんですが、実は自分とけっこう似たような境遇の経験者であることが判明。大学院を出た後に企業に勤務。ごく真面目に(?)勤めるわけですが、結果的に会社の体質が肌に合わず、飛び出してしまい、今に至ります。(*からここまで、小林麻耶チャン風に)

それにしても将来のポスドク先を頭に入れつつ、着々と準備をし、具体的に見て回るあたり、実に周到な準備で頭が下がります。慣れないアメリカでしょうに、レンタカーで一人で行動してしまう度胸にもビックリです。泣く子も怒り出すフリーウェイ405の地獄の渋滞までは読めずに30分遅刻してきたのはご愛敬です(笑)。

前々回の話にも繋がりますが、一人一人が努力をするのは当たり前。どんな人だってその人なりの努力は常日頃しているはずです。将来に向けての準備をその努力と共に積み重ねられる人だけが成功者となれるのでしょうか。この前の講演でもO先生が言っていました。天才とは、周到に準備を積み重ねた結果である、と。

自分のいけないところだなあと思うのですが、時としてあまり有用と思えない実験を惰性でしてしまうことがあります。後になっても結局そのデータは活かされないとか、かといって条件設定のデータにもならなかったりします。そういうことをきちんと見極めて事前に判断を的確にこなしていかなければならないのでしょう。「ポスドク」になってもう何年も経ちますが、ポスドク前の学生さんからいろんなことを学びました。
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by tomo_macintosh | 2007-07-13 02:39 | しごと

ちょっと複雑

日本のサイトを見ているとGW、GWとやたら出ている(気がする)。いったいGWって何だっけ? と思うこと数秒。あ〜そうか、グフフ、と笑ってるのかw

しばらく前からなかのひと.jpに加えてClustrMapsを装備して地図を楽しんでいます。もともと地図を見るのは大好きなので、こういうのは見逃せない。他所様のブログで見つけてはすかさず取り入れてます。なかのひと.jpでは出身校がトップなのがなんとも嬉し恥ずかし。今現在知り合いなんていない(はずな)んですが。

ClustrMapsもなかのひと.jpではわからない、日本以外からのアクセスがぼんやりながらもわかるのがとても嬉しいです。ごくわずかですがヨーロッパからもアクセスがあるようですし、ハワイやシンガポール(?)、ニュージーランドなんかも散発的にアクセスがあるようで嬉しい限りです。目指せ、アフリカ大陸(笑)。そういえば沖縄と思われる場所からアクセスがあるようなんですが、なかのひと.jpでは表示されません。法人ではないということでしょうか。

さて、今日は大学院生の一人がPhDコースの中間地点とでもいうべきOral presentationに無事合格して、皆でお祝いに Ralphs クソ甘いケーキを食べました。まあ夕方ということもあってしばし雑談になったのですが、学生同士に加えてボスや他のポスドクが共通の体験についてあれこれ言い合っているのを見てちょっと羨ましくなりました。

いや、正直言うと羨ましいというよりは嫉妬ですかね。こちらでPhDコースに入って苦労してPhDを取る、取った連中とは土台スタートが違うんですが、時折こういう考えてもどうしようもない思いに捕らわれます。まあ過去には「USでトレーニングを受けたポスドクを探したい、」なんてラボミーティングでボスに言われたなんてのもトラウマとしてあります。その時ボスに悪気はなかったと思いますが、正直な気持ちだったんでしょうね(笑)。

このOralというやつ、彼らのデパートメントでは自分のプロジェクトに関連のないトピックを立ててNIHのグラントに準じるようなプロポーザルを書き上げた上で委員会に選んだ複数のPIの前でプレゼンし、質疑応答をこなします。ほとんどの学生はパスするのに問題ないレベルなのですが、優秀であるが故により良くこなしたい、と誰もが思うようで、直前にはかなりのプレッシャーにさらされています。

それ故、一山越えた(終えた)連中はそれなりに共通の意識のようなものを持っているようです。自分のプロジェクトに関連しないトピックを選ぶことについては賛否両論あるようですが、自分のプロジェクトについてプレゼンするとなると、PIの立場が微妙になるから、なんて理由もあるようです。プレゼンではコミティから攻撃されるわけですが、コミティの一員でもあるPIに対する攻撃ともなりかねないから、ということのようです。

この山を越えても、PhDを取るまでには結局自分のプロジェクトと真剣に向かい合わなくてはいけないわけですからそれはそれで悩むことになります。事実みんな大いに悩んでいます(笑)。しばらく前に研究室とボスと学生の話題が出ていましたが、周りの学生を見る限り(うちのラボに限っては?)ボスからのプレッシャーや要求はあまりなく、奴隷にされることはない(笑)ようですが、自分自身でいかにコースを乗りきるか、が求められているように見えます。

学部が終わった時点でこっちの大学院に進学する、そんな選択肢を知っていたら、もしかして選んでいたら・・・いや考えても仕方がありませんね。今自分に出来ることをやるしかありません。アレ、なんだかすっきりまとめちゃった(笑)
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by tomo_macintosh | 2007-05-03 16:28 | しごと