人気ブログランキング | 話題のタグを見る

復活なるか


by t-mac
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

希釈

希釈_c0064899_9524958.gif希釈の問題です。
1:10(one to ten)ならば1に9を足して10にする、例えば10mlの原液に90mlを加えて100mlにする希釈。別な言い方では10倍希釈。
では、1:1(one to one)なら?one to one dilution、と言った場合、1partに1part、つまり一対一希釈を意味する。言い方を変えれば2倍希釈。しかし、1:10の表記法?に従うと1:2つまり、1:1=1:2となってしまう???

彼女が生化学のテスト勉強で悩んでいた、というR君からの質問。改めて聞かれると確かに困ってしまう(ワタシだけ?)。半分に希釈する際、one to one dilution、というのはホントふつーに使われる表現。一方で、実験書もしくはプロトコールと呼ばれるもので1:10と言った場合、10mlを100mlに加えるといったような、1を10に足すことはしない。上記のように1を9に足す。

つまり、上で書いたように1:1=1:2といったことになってしまうように思える。ラボメンバーの中で、一時盛り上がった(こういう場合、大抵めいめいがただ思うままに喋る、)けど、結局結論は全員同じ。one to tenなら1に9を足して10にするし、one to oneなら1対1で混合、つまり2倍希釈。

ワタシなりの結論は、英語で1:1をone to oneと読んでしまうのがそもそもの原因ではないかと。つまり、よく言われるone to one dilutionを1:1と表記するのは間違いで、通例に従えば1:2とこの場合書くべきなのではないかと思う。どうでしょう?make sense?
by tomo_macintosh | 2006-01-18 09:54 | ことば