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復活なるか


by t-mac
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高騰を続けるガソリンとアメリカのクルマ

さすがに3ドルにまではならないだろう、という考えは甘かった。それどころか、多くのスタンドで3ドル台半ばに到達していた今週末。

99年に渡米した当時は、確か1ドルちょっとだったと思う。実際、3年前は1ドル50前後だった。stayusさんならずとも一体どうなってるんだ?と思わざるを得ない。

至極簡単な経済的理由が背景にあるのか?原油価格が高騰しているから?じゃあ一体なぜ石油会社は空前の利益を上げている?老朽化している石油採掘・石油精製施設の投資に使います、といった紙上広告をしているらしいが、実際そこまで投資には回されていないらしいし・・・?

そういった問題はさておき(見えてきにくいし)、周囲を見回すとこの問題は深刻に捉えられているんだな、と思う時と、本当に深刻に捉えられているのか?と思う時とがある。

ハイブリッド車を本当に頻繁に見かけるようになった。個人的な印象ではプリウス8割、プリウス以外のトヨタ製ハイブリッド車1.5割。残りの0.5割の9割がシビック・インサイト。プリウスはびっくりするくらい増えた。うちのボスも以前初代プリウスに乗っていたのだがこの前乗せてもらった際には新型になっていた。で、通算燃費が32mpgだとか表示されていた。

トリプルエー(American Automobile Association、日本でのJAFのようなもの)の冊子にも書かれていたが、ハイブリッド車といってもこんなもんらしい。ちなみに32mpgとは1ガロンで32マイル走る、ということで、32マイルは51.5キロメートル、1ガロンは3.785リットル。したがって32mpgとはリッターあたり13.6キロメートル。ね、大したことない。数千ドルも高い初期費用をペイするためには一体どれくらいの期間が必要なのか・・・?ま、持たざる者の僻みです。

それはさておきトヨタのハイブリッド攻勢はすごい。プリウスに続いてレクサスRX(ハリヤー)・ハイランダー(クルーガー)に投入、そしてカムリ・レクサスGS450にも。日本ではカムリにハイブリッドはラインナップされない代わりにアルファードとクラウンですか。まあアメリカにおいてカムリにハイブリッド車が登場、というのはかなりの衝撃じゃあないだろうか。なんせ一番売れている乗用車だから。

どうしても高価になるハイブリッド車をそれでも売りまくる一方でトヨタ・ホンダが出してきたのがヤリス・フィットといった小型車。ヤリスは日本で言えばヴィッツだが、4ドアもあるようだ。ECHOとどこが違うの?と思ったら、ラインナップから消えていた。一方フィットは5ドアのみらしい。ハイブリッド車には手が届かない連中を低燃費車に、ということだろうか。30mpgくらいだったら楽勝なんじゃ?

ただし、アメリカでこの手の小型車はリスクが高い気もする。大型・丈高RV車と喧嘩したら結構な痛手は覚悟しないといけないかも。現状で保険の値段はどうなっているんだろうか?ちょっと興味がある。

さて、少しでもガソリン代に持っていかれる分を減らしたい、生活を切り詰めてガソリン代に回すしかない、そういった声も聞かれる一方で首を傾げてしまうのが外に出るといくらでも走っている大型SUV車、フリーウェイで我先に、何人たりともオラの前は走らせねえ(笑)と走り去っていくクルマたち。一台でも前に、数秒でも早く着きたいとばかり考えているとしか思えないオネエサンたち。人それぞれとは言うけれど、一体どうなってるの?と思わせられるシーンに毎週遭遇する(普段の通勤は徒歩)。
by tomo_macintosh | 2006-04-30 23:45 | くらし