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復活なるか


by t-mac
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陪審員詐欺

ラボの学生から陪審員詐欺(Jury Duty Scam)のメールがまわってきた。

たどりついて@LAさんの記事にもあるとおり、全くランダムに、本来陪審員の権利がない外国人にも召喚状が数年に一度の割合で届く。

ソーシャルセキュリティ(国民背番号制度のようなもの)に基づいて召喚状を送付しているんだろうか?市民権があるかどうかくらい、調べれば分かりそうなものなのに。いずれにせよ、電話をかけて自動応答相手に回答を番号で入力するだけ。どう頑張っても?市民権がない、ということでハイ終わり、召喚状を送りつけておきながら「あなたには陪審員をする権利はありません」とか冷たく言われて何だかなあ、という結末になる。

それでも、封筒には「この召喚状にレスポンスし忘れると罰金が科されます」とはっきり書かれているので結構ビビりもの。封書には送り返すように、と書かれているが最初は送り返した覚えがあるけれど二回目以降は電話で「権利がない」と言われるので送るのもバカらしくて送っていない。今のところは罰金とか言われたことはない。

さてこの陪審員詐欺、三大ネットワークのCBSで報道されたとのことだが、真偽は知らない。これによると、ある日裁判所の吏員を名乗る人から電話がかかって来て、あなたは陪審員の義務があったのに出頭しなかったため逮捕状が出た、と言われるらしい。そして、そのような義務はなかった、と返答すると、確認するためにソーシャルセキュリティ番号や生年月日を言うようにと応えるらしい。なかなか賢い(笑)。

要はID詐欺なのだが、場合によってはクレジットカード番号まで要求するとか。それで言ってしまう方もどうかしていると思うが、逮捕状を取り消すために罰金を支払う必要がある、ついてはクレジットカード番号を言って下さい、などと言われるのだろう。いまのところ11の州で報告があるとのこと。裁判所制度と陪審員義務違反という弱みに付け込んだ巧妙な詐欺。ホント、こういうことに使う頭脳を他に使って欲しいもんだ。

ビザでこちらに滞在している外国人にとってはお笑い種かもしれないが、慣れない陪審員制度や常にプレッシャーに晒される?電話での英会話。十分気をつけないと。
by tomo_macintosh | 2006-06-09 15:40 | くらし