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復活なるか


by t-mac
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超遠心事件、解決か?

前回のエントリからあっという間に一ヶ月。ブログ上では失踪していたt-macです。聞く、いや、読んだところによると2chのひろゆき氏も失踪中だとか。いや、ブログは更新されているというからまだましか(笑)。見たことないけど。

今年の夏の終わりは実にいろんな出来事がありまして。重大な局面に立たされるとか、そんなものはなかったのですが、まあ後から後から色々と。肝心の自分の仕事は相変わらず匍匐前進というか(へーこんな漢字なのか)三歩進んで二歩下がるというか、あまり進んでおりません。

ご覧の通り8月の末以来新規エントリはないまま、それ以外の部分をsoundsleepさんにご指摘いただいた通りいじったりしてはいたのですが、なかなか筆が進みませんでした。元より頻繁なエントリの追加のなかった拙ブログですが、かつては精力的に更新されていたstayusさん他の方々もこのところすっかりご無沙汰のご様子で、人と違うことをしたがる割には影響され易い(笑)このワタシのこと、しばらく隠遁しておりました。

あれやこれやで忙しかったり、なんだかんだと思い悩んだりで自分のブログを更新しなかっただけでなくあまり他所様のブログも見ていませんでした。不思議なもので、自分は更新してないのに人のを読むのは気が引けましたし(笑)。コンスタントにエントリを追加されているみみさんには感心させられます。

大学は夏のバケーションシーズンも終わり、落ち着きを取り戻したかと思いきや今度は新学期。学部生が来るかもしれないからよろしく〜、というボスのメールに皆でブーイングしています(笑)。この夏注目株だった二人の学生もそれぞれ充実したラボライフを送ってくれたようで、Holy crap!の兄ちゃんはラボを気に入ってくれたようだったし、もう一人もちゃっかり○mgenにテックとして就職を決め、ハッピーに去って行った。そういえば皇室に男子が誕生したんだって?と聞いて来たのは彼だけだったっけ。

そうそう、以前愚痴っていた超遠心の件は「ほぼ」解決に向かいつつある。残念ながらコンスタントに使っていた借りていた超遠心機がメイン・サブともにウチのラボが使いだしてから不調を来たし、結局以前使っていたコアの機器を当分使わせてもらうことになりそう。肝心の上手くいかなかった原因だが、普通にはあり得ないこと(だと思うの)だが、遠心終了時にバケットがうまく最初の位置に戻らないことが原因なのではないか、と考えている。

CsClの密度勾配遠心はスイング型のローター(通常SW○○、と呼ばれているローター)を使うのだが、サンプルの入ったチューブはバケットと呼ばれるものに入れ、フックでローターにあるピンに引っ掛ける。遠心が始まると遠心力でバケットは水平方向にピンの部分を支点にして持ち上がるが、遠心中バケットはピンではなくローターの枠で固定されている。遠心が終わり重力が遠心力に勝るようになるとバケットは元の位置に降りてくる、という仕組みになっている。

以前当該ローターを使って遠心した際、遠心終了後取り出す際にバケットが斜めのままだったことが少なくとも一度はあった。そして、バケットと接触する部位にグラファイトの粉末液を塗布して遠心した結果、全てのチューブでバンドが出来た。これらをヒントにして、恐らくは経年変化とメンテナンス不足によりバケットが素直に開始位置に降りて来ず、引っかかったままか、あるいは途中で引っかかりつつも最後には一気に降りてしまうとか、そういったことで密度勾配が乱され、バンドを崩してしまったのではないか、と思っている。

さて、一ヶ月ぶりにこうして禊を果たして少しホッとしました(笑)。明日から夏の終わりの騒動や感じたことなどをアップして行けるかどうかは別の話(笑)。
by tomo_macintosh | 2006-09-24 18:40