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復活なるか


by t-mac
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ウルトラサウンド

シゴトの合間に病院に行ってウルトラサウンドの付き添いをして来た。超音波による診断。これもイメージングのひとつだ。仕事柄、イメージング装置には興味を持っているのだが、今日のは結構面白かった。

かいつまんで言うと心臓機能を超音波による画像解析で調べる、というものだったのだけど、担当医師(技師?)のあっという間のテキパキとした操作を感心して後ろから見ていた(笑)。

プローブを体表面に押し付けて診断し、よくはわからないけど心房やら心室、それに弁らしきものが意外なほどくっきり見える。診察は更に波形をチェックしたり間隔を見たり、イメージ画像から容積を算出したり(?)。

面白かったのが血流の画像化。超音波は確か密度(水分?)に応じて画像が表示されるような原理だったはずだが、プローブに対して血流が向かってくるか離れていくかを瞬時に算出して画像として表示できることを知った。

いや、実際にはその場で「これだけ聞いていいスか?あの色は何を意味しているんスか?」と聞いて教えてもらい、ラボに帰ってからネットで調べてやっと納得。向かってくるか離れていくか、ようは方向性に応じて+とーを色分けして表示できるのだ。だから、心臓の中で血流がどう流れているか、がリアルタイムで表示される。これはスゴい。

Real time molecular imaging、なんて日頃言ってるけれど、これくらい説得力があればなあ、と思った瞬間だった。PETもあれくらい簡単に臨床で使えるとものすごく便利なんだろうけれど。それにしても、ウルトラサウンド、すげー。あれで解像度をかなり上げられれば面白いことがいろいろ出来そうだ。いや、もうあるはず。以前に目の検査で自分自身で体験した(笑)。

というような話をラボの学生にしたら「おめでとう!○×チャンの兄弟が出来たんやね?」と言われた。違うっちゅうねん。そういえばふと思ったけれど、こっちの病院って付き添いがいてもな〜んにも言われない。日本の病院だったらどうだろう?とか想像してしまうんだけどいまいちピンと来ない。他の患者さんも夫婦揃って来ている人は決して少なくない。ダンナさんは外でお待ち下さいね!なんて言われることも滅多にない。それだけ普通の光景なんだろう。
by tomo_macintosh | 2006-12-07 19:18 | くらし