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復活なるか


by t-mac
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いつか住んでみたいシアトル

もう二週間近く経ってしまいましたが、シアトルでアメリカ遺伝子治療学会(ASGT)に参加しました。シアトルはもちろん初めてですが、当学会のシアトルでの開催は2001年以来の6年ぶりです。2001年も行きたかったのですが、残念ながら参加できなかったので、やっとその願いが叶いました。結果的に、これまでの学会でベスト3に入る好印象の学会、いや開催都市でした(笑)。
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LAからはわずか2時間半のフライト。ですが、こうしてほぼ同縮尺で並べてみるとほぼ九州・北海道間の距離に相当します(赤い矢印が両都市)。思ったよりもあるんだな、という感想です。着陸直前には大噴火の記憶も生々しいセント・ヘレンズ山やタコマ富士とも呼ばれるレーニア山の美しい姿や郊外の緑に溢れた住宅地を空から見ることができました。

空港は一部工事中。市街地への公共交通機関はメトロと呼ばれるバスくらい。トラムかモノレールがあるといいんですが、LAを考えると贅沢は言えませんね(笑)。ラボのメンバー二人と行動していたのでタクシーを捕まえて宿まで直行。確かに楽ですが一人ならバスで行くところです。調べてみたところ、ダウンタウンでは地下の専用道を通っているんだとか。乗ってみたかった(笑)。ちなみにタクシーは空港からコンベンションセンターまででチップ混み40ドル弱。少々高め?

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今回はホテルではなく貸しコンドに宿をとりました。近隣のホテルも考えたのですが、たまたま見つかった貸しコンドが学会会場のすぐ裏にあることがわかり、複数で一室を使うことを考えて決めました。自分は大学院生と同室、他のポスドクはボスと同室(!)でした。結局二人で一泊約$150ちょっと、近場の高級ホテルよりは(一人あたり)安上がりでした。この手のものはhotels.comやexpedia.comなどでは出てきません。vacation rentals、でググると見つかりやすいようです。複数での宿泊や、ある程度の日数泊まる際に有効かもしれません。キッチンや家具もついていますので、部屋でも落ち着いて過ごすことができます。

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宿からいろいろ写真を撮って遊んでみました。15階建ての高層ビルの14階だったので、眺めはよかったです。残念ながらスペースニードルは見えず。海も見えず。絶景とは言い難いものでしたが、、、

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ダウンタウンのあたりは東側の丘陵地帯から西側のエリオット・ベイに向かって下っていったエリア。学会会場(コンベンションセンター)は丘陵の登り口とも言える辺りに建っています。Pikes通りをガラスのドームで覆ったエリアがありました(写真左)。泊まったコンドからも会場が見下ろせました(同右)。当学会には十分に大きく、あまり分散していなくてちょうど良かったかもしれません。ただ大きい会場の床が人が歩く度にぐらぐらしていたのはちょっと・・・

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観光名所のPikes Placeマーケット。やっぱ日本人は魚市場!(?)ってことで会場から歩いて坂を下ること15分あまり。金色のブタさん貯金箱が出迎えてくれました。名物の魚投げも見物。従業員にアジア人がいたけれど、日本人でしょうか。ちょっと気になりました。それにしてもそこここに日本語の表記が。観光客が多いんですね(自分もやん)。右下の写真、目にも鮮やかなペッパー盛り合わせ?のセット。結構いいお値段してました(忘れた)。8年もつ、とおにーさんが言っていましたが本当でしょうかね。

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マーケットを抜けて階段を下りていくと海沿いに出ることができます。湾を挟んで遠くの雪山が見えるのがいい感じでした。二日目の夕食に海沿いのシーフードレストランでひさびさに食べた生牡蠣が強く強〜く印象に残っております(笑)。ところで牡蠣を食料として持ち込んだのは日本からだとか。お店にあった牡蠣の種類のリストにもKumamotoというのがありました。Rの付く月に是非また食べたいものです。値段も張りましたが、大満足でした。

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時間がなくてあまりゆっくりできなかったシアトル水族館。やっぱりラッコは可愛いですねえ。ドーム場の水槽(右上)は面白かったのですが、これまたゆっくりできず通り過ぎたのみ。結局大ダコの部屋で随分過ごしてしまいましたが、大ダコさん、あまりノリが良くなかったようでした。モニタに映っていた近くの海中のサメの調査がなかなか面白かったです。ミュージアムショップが改装中で残念。子供のお土産に苦労する羽目に(笑)。

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偶然にも日曜日はPikes Placeマーケット100周年記念祭。それほど広くないエリアに大勢の人が繰り出していました。人々の熱気と汗ばむような陽気。これが本当のシアトルの姿とは露も思わず…(笑)。なぜだか様々な趣向を凝らしたブタさんの置物が。サイケなのあり、民俗学的なのあり、インターナショナルなのあり・・・真ん中の下のには日本語が書いてありました。なぜかヒマワリの絵と「古き良き日日」???それぞれには台車が付いており、街中を練り歩いたらしい、です。

土曜日にはシアトルと言えば!ということで、マリナーズ観戦。幸い、学会期間がホームゲームと重なっていました。チームのウェブサイトではチケットがとれず、 stubhub というチケット屋で購入、チケットそのものは球場近くのスポーツバーで渡してもらいました。
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セーフコスタジアムの入り口にはこ〜んな案内係のおじさんが。よく見るとセグウェイに乗っています。ウロウロしていると「どないしたんや」と声をかけてきてくれ、とっても親切な方でした。実は熱烈なマリナーズファンらしく、どっかのお兄ちゃんとハイタッチしてました(笑)
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実はこの日、マリナーズの英雄、エドガー・マルチネス選手の殿堂入りの式典がゲーム前に行われ、そのためチケットが入手困難だったらしいです。この辺りはつい最近リンクさせていただいた、ノリコさんのエントリに詳しく出ています。同じゲームを観戦していたんです。実はこれ以前にネコ+USA絡みということでかみさんに教えてもらっていました、なんだか不思議なご縁です。
それにしても、さんざん続いていた連続試合安打記録、よりによって見に行った日に途切れなくてもいいものを・・・。城島がタイムリーを打って、マリナーズは接戦をものにしたんですが、今ひとつ盛り上がりきれませんでした。

と言うわけで、オクレに遅れたシアトル記、やっつけ感ありありではありますが、身近な読者のプレッシャーを受けて何とかここまでこぎ着けました。シアトルを去った直後から気温は上がらず、雨も続いたとノリコさんや女王さまに聞かされたのですが、いかんせん信じることができません(笑)。LAよりも暖かく(天気が良く)、どのレストランも美味しい、渋滞もひどくない、そんな好印象ばかり残ってしまったシアトル、雨は多く冬は暗いそうですがそれでもいつか住んでみたい、そんな気持ちにさせられました。

シアトルは雨が多いことをよく知っている同僚のポスドクいわく、「私たちがLAから太陽を連れて来たのかも」。てことはしっかり持ち帰ってしまったってこと?

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帰りがけに瞬間立ち寄ったフライトミュージアム…。み、未練が・・・。ボーイングの工場・・・け、見学、、、(笑)

※シアトル・セーフコ球場のことを調べていて見つけたこちらのサイト、アメリカのプロスポーツ観戦ガイドが充実してます。参考になります。
by tomo_macintosh | 2007-06-19 15:38 | しごと